ルールレクとは、あるルールに従って繰り出される動作を見て、それがどんな規則性のもとに行っているのかを見抜くゲームのことです。
隠されたルールにいかにして気づくか、に面白みがあります。
オープン・クローズ
準備物 | 開け閉めできるもの 例)お菓子の箱・ペットボトル・財布など |
進め方 | ① 『これが、オープン』と言い、用意したものの蓋を開けて見せる ② 次に『これが、クローズ』と言って、その蓋を閉めて見せる。 ③ 『では、これは?』と蓋を開けて、問いかける。 |
隠されたルール | オープンと言って開けるのはファシリテーターの自身の口(クチ)。 クローズと言って閉めるのはその開けた口を閉める。 |
ポイント | いかに気づかれないよう自然に、口を開けたり、閉じたりするかがカギ。 また、ルールレク共通で言えるのは、『答えがわかっても、その場で言わない』ことである。 わかった時点で手を挙げ、ファシリテーターに耳打ちするほうがより盛り上がる。 なおかつ、正解者にはそのままファシリテーターに成り代わって、実演してもらうと、さらに面白い。 |
1本・2本・3本
準備物 | 鉛筆・シャーペン・指 |
進め方 | ① 『これが、1本』と言い、用意したものを1本、見せる。 ② 『これが、2本』と言い、用意したものを2本、見せる。 ③ 『これが、3本』と言い、用意したものを3本、見せる。 ④ 『これはなんぼん?』と言って、何本かを見せる。 |
隠されたルール | 見せたものの本数ではなく、問いかけた文言の最後の部分による。 なんぼん?→ 3本 なんほん?→ 2本 なんぽん?→ 1本 |
ポイント | わかる人はすぐにわかるが、わからない人は最後までわからない場合がある。 そのときは、『これ、なんぽん?』と問いかけると良い。 それでもわからない人もいる。。。 派生型として、 ・1杯、2杯、3杯 ・1匹、2匹、3匹 でも同じように展開できる。 |
水とミルク
準備物 | コップ(プラスチック製) |
進め方 | ① 『これが、ミルク』と言い、眼の前のコップを見せる。 ② 『これが、水』と言い、視界から外れたところへ移動させる。 ③ 『では、これは?』と言い、眼の前に持ってくる。 |
隠されたルール | コップの位置ではなく、ファシリテーターがコップを見てから問いかけた場合が『ミルク(見るく)』。 コップを見ないで問いかけた場合が『水(見ず)』。 |
ポイント | わかる人はすぐにわかるが、わからない人は最後までわからない場合がある。 そのときは、オーバーアクションをして、問いかけると良い。 それでもわからない人もいる。。。 |
基本形
準備物 | なし |
進め方 | ① 『これが、基本形』と言い、人さし指だけを立てた状態で見せる。 『この形をよく覚えてください』と促す。 ② 続けて、中指を立て『これが1』、薬指を立てて『これが2』小指を立てて『これが3』 親指を立てて『これが4』と進める。 ※この時点で手がパーの状態になっている ③ 『では、これは?』と言い、人さし指だけを立てて問いかける。 ※この場合の答えは『5』 |
隠されたルール | 一つ前の立てた指の本数が答え。 |
ポイント | 片手である程度やっていき、それでもわかりづらい場合は、両手でやるとわかりやすい。 または、『2』→『1』→『2』→『1』のように、繰り返しをしても良い。 一旦『グー』を挟んで、『ゼロ』を答えにしてもわかりやすい。 ※小学生低学年は結構すぐに答えがわかるようです。 |
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