今、悩んでいることはなんですか?
ズバリ、人間関係ではありませんか?
いやいや、そんなことはないぞ!とおそらく思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、残念ですが、そのお悩み、全ては『人間関係』が根っこにあるということは間違いないです。
対人関係と言ったほうがイメージしやすいかもしれません。
そんな、人間関係が根っこにある悩みは、そう簡単に解決できないように感じて、日々、重い気持ちで暮らしているという人がすごく多いのではないでしょうか。
そこで!!
ある三つのことを意識して日々を過ごせば、気持ちが軽くなっていきます。
それは何かと言うと、
この3つのことを意識(考える)だけで、あら不思議、気持ちがスーッと軽くなっていきます。
実は、この3つのことは、アドラー心理学(個人心理学)で言われていることなんです。
アドラー心理学とは、オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーが提唱したものです。
アドラーは「人はどうすれば幸せに生きることができるか」という、誰しもが問いかけることに対して極めてシンプルでかつ、具体的にその答えを出しています。
そのシンプルでかつ具体的な答えについては、書籍「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健共著)で明確に述べられています。
また、アドラー心理学の、その根源を知ることによって自らの幸せへの一歩を踏み出せる方法を学べる講座があります。
書籍からだけではなく、オンライン学習によって、いつでも自分の生活スタイルに合わせて受講ができるので、おすすめです。
【日本統合医学協会】アドラー心理学検定1級講座 公式サイトここからは具体的に、3つのことをわかりやすく説明していきます。
気持ちが軽くなる3つのこと①今の自分をありのまま受け入れる
自分のありのままを受け入れる。
今の自分をそのまま、受け入れることが悩みを解決する一歩にもなります。
ここで重要なのは、【今】の自分というところです。
現時点の、過去の自分でもなく、未来の自分でもない、【今】の自分をそのまま受け入れることです。
ここでよく履き違えられるのが、【自己肯定】です。
できない自分をさもできる自分であるかのように受け取ってしまう人がいます。
これはおすすめできません、いや、ぜひとも止めていただきたいです。
なぜかといえば、それはありのままの自分ではないからです。
ありのままの自分というのは、たとえば、学校のテストで100点満点中、60点だったとします。
そこで、「今は60点しか取れないんだ」「だから、次は80点、100点を取れるように頑張ろう」と思えるか、が大事です。
これを、アドラー心理学では自己受容と言います。
今の自分を良いも悪いもありのまま受け入れていくことを意識しましょう。
悩み苦しみは、「自分と他人とを比較すること」から生まれる不安や葛藤が根元だからです。
スポットライトを当てるのは『自分』だけにして、今の自分を受け入れて、
そこから、どうしていこうか?という視点を意識してみてください。
気持ちが軽くなる3つのこと②人を担保なしで信じる
何度も言いますが、悩みの根っこは全て人間関係からくるものです。
人間関係からくる悩みは、そこに『相手を信じることができない』という心があるからです。
当たり前の話ですが、職場の同僚や家族、友人知人など、対人との間での悩みは、その人に対して、
いわゆる猜疑心、信じきれない、心を許しきれないところがあるからです。
そこで、次のように考えてみてください。
あなたが信じてくれなくても、私はあなたを信じる
つまり、信用ではなく、信頼するということです。
アドラー心理学では、他者信頼と言っています。
信用とは、仕事の関係など、ギブアンドテイク的立場の相互にある関係です。
信頼とは、担保なし、見返りなしで相手のことを信じることを言います。
信用ではなく、なぜ、信頼なのかといえば、「相手がどうこうではなく、常に自分の意識決定によるもの」になるからです。
こちらの思いや行動によって、相手がどのような対応をしようが関係がなくなります。
ということは、そこに、対人関係から生まれる悩みそのものがなくなる、ということです。
目の前の人を、一方的に信じることを意識してみてください。
気持ちが軽くなる3つのこと③自分は「人の役に立っている」と思い込む
「人の役に立っている」ということを感じるには、普通、『ありがとう』と言われたり、何か対価を得たりする場合が多いと思います。
ここで大事なのは、自分が人の役に立っているかどうかは関係がない、ということです。
もっといえば、今、自分が生きているだけで人の役に立っていると思うことです。
いやいや、なんだそれは??と思われるでしょう。
しかし、考えてみてください。
自分がなにかしらの行動によって、人から「ありがとう」と言われたとき、その人が本当に喜んで、そう言っているかなど、誰にもわからないのです。
逆に、何も言われず、感謝されず、なんの対価もなかったとしても、目の前のその人は、心の底から感謝をしているかもしれません。
つまり、実際に人の役に立っているかどうかはどちらでもよく、
自分が、「私は人の役に立っているんだ」と思えればそれで良いのです。
アドラー心理学では、これを他者貢献としています。
アドラーは「人の幸せとは貢献感にある」とまで言っています。
今、自分は、「誰かの役に立っている」と根拠なしで意識していきましょう。
まとめ
ここまで三つのことを解説してきました。
この三つを意識すれば、確実に気持ちが軽くなっていきます。
お気づきかと思いますが、この三つのことに共通することがあります。
それは、「他人の意思や行動とは関係がない」ことです。
ありのままの自分を受け入れて、
目の前の人を担保なしで信じ、
「自分はいるだけで人の役に立っている」と思い込む。
たったこれだけのことを意識するだけで、悩んで苦しかった気持ちがスーっと軽くなっていきます。どちらかといえば、幸せな気持ち「幸福感」さえ湧いてくるでしょう。
人に向けていた矢印を、一旦自分に向けてみてください。
人と比べていた自分に気づくことでしょう。
その、「人と比べる」自分から脱却して、自分だけの人生をどうぞ歩んでください。
今、ここから、はじめましょう!
まずは、この三つのことを意識してみてはいかがでしょうか。
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