生きていると悩みはつきませんよね・・・
給料が安い、借金で首が回らない、教育資金が足りない、老後の生活が心配などのお金の悩み
毎日残業で帰るのが終電、上司のいびりがきつい、部下がいうことを聞いてくれないなどの職場の悩み
妻が口をきいてくれない、子供の成績が上がらない、嫁姑問題につきあいたくないなどの家族の悩み
怪我で歩くのが不自由、加齢による視力の低下、重い病気が治るか不安、などの体の悩み
人の数だけ悩みがある上に、それはいつまでも尽きることはありません
しかも、問題を一つなんとか解決したなと思ったら、また別の問題が勃発して、、、
そんな悩みや問題を解決できたら、どれほど気持ちが楽になるでしょうか
この記事ではあらゆる悩みを解決できる4つのステップを詳しく解説したいと思います
悩みを解決する4つのステップ
悩みを解決するには、次の4つのステップを順に押えていくことが必要です
1.悩んでいることをはっきりさせる
2.悩んでいることの原因を探る
3.悩みが解決した状態を見極める
4.悩みが解決した状態になるための方法を考え、実行する
ここからは1ステップずつ、詳しく解説していきます
step1.悩んでいることをはっきりさせる
悩みを解決するうえで最初に大事なのは、
「自分が今、何を悩んでいるのかをはっきりさせる」
ことです
そんなのわかってるよ!!とお思いなる方もいらっしゃるでしょう
ですが、自分が何かに悩まされていることはわかっていても、何に悩んでいるのかをはっきりと理解している人は意外と少ないものです
何を悩んでいるのかをはっきりしないままではいつまでたっても悩みの解決にはつながりません
行先も決めずに旅に出るようなものです
まずはどんなことで悩んでいるのかを明確にしましょう
人によって、さまざまな悩みがあるとおもいます
しかし、このステップで心に刻んでほしいことをおつたえします
それは『この世界の全てのことは思い通りにならない』ということです
このことを認識しつつ、つぎのステップにいきましょう
step2.悩んでいることの原因を探る
step1で自分が何を悩んでいるのかをはっきりさせたら、次はその原因を探ることが必要です
悩むということはそこに何らかの発生源=根っこがあるはずです
その発生源を突き止めることが解決の糸口になります
では悩みの原因を突き止めるためのポイントは次の2つです
・横の関係を見極める
・縦の関係を見極める
横の関係を見極める
横の関係を見極めるとは、『今の自分を客観的に観察する』ことを言います
具体的に『今の自分を客観的に観察する』方法を解説します
今の自分を客観視する手順としてまず次の3つを考えてみましょう
- 自分は今どんな見た目だろうか
- 自分は今どんな性格が前に出ているだろうか
- 自分は今、それがベストな状態だろうか
ポイントとしては、『今』の自分をこの3つに分けて言葉にすることです
例えば、次のように言語化をしてみましょう
- 自分は今どんな見た目だろうか=人を寄せ付けない感じ
- 自分は今どんな性格が前に出ているだろうか=自分のことばかり考えている
- 自分は今、それがベストな状態だろうか=本当は人ともっと和気あいあいとしたい
いくつでも思いつく限りの『今の自分』を言葉にしてみてください
言葉にする方法として、
- 紙に書き出す
- スマホなどのメモアプリに書き出す
- 誰かに聞いてもらう
手段はなんでも良いです
ここで大事なのは、自分の中にあるものをアウトプットすることです
縦の関係を見極める
縦の関係を見極めるとは、『過去から今、今から未来を見据える』ことを言います
端的に言えば『今』を作っているのは『過去』であり、『未来』を作るのは『今』と言うことを認識することです
『今』という瞬間は刻一刻と過ぎていき、次々と『過去』となります
未来と思っていた先のことが次から次へと『今』にやってきます
これは誰にでも当てはまる、当たり前のことです
ですが、この『過去』が『今』を『今』が未来』を創る、ということをどれだけ認識しているでしょうか
まさに『今のあなた』を作り出しているのは『過去のあなた』なのです
そして、『未来のあなた』を創るのは『今のあなた』なのです
例えば、川を思い浮かべてください
イメージとして、山から流れる水が川となって、海へと続く、そんな光景です
川の上流から、濁った泥水を流すとどうなりますか?
その下の流域へと流れてくるのは当然、濁った水です
また、その濁った水はさらに下流へと流れていきます
このイメージをしっかりと心に描いてください
その川がまさしく、あなた生きてきた道、生きていく道なのです
上流=『過去』
今いる場所=『現在』
下流=『未来』
と言えます
つまり、過去の自分が今へと流れて(時を経て)の今の自分となり、今の自分が流れて(時を経て)未来の自分となるのです
ここで、大事なポイントがあります
それは
過去の自分が創り出したこの今を、今の自分が変えていけば、未来の自分は変わっていく
ということです
さらに言えば、過去に起きた事象(出来事)は変えられないが、その出来事に対する見方、受け取り方は変えられます
しかも、いつでも、なんどでも、どんなふうにでも自由に!
過去において、失敗したと思い込んでいたことを、今、ただの失敗ではなく、『糧』だと思えば、それはもう失敗というマイナスイメージなものではなくなり、逆に今の自分を構成する大事な一部となります
step2のまとめ
ここまでで、横の関係と縦の関係をしっかりと見極めることができたなら、今、悩んでいることの原因も自然と理解しているのではないでしょうか
多種多様な悩みの原因は同じくその数だけありますがそれはあくまでも表面的な原因にすぎません
人間の悩みの根本的な原因は、『自分』の中にあるのです
その原因とは、『執着する心』です
『執着する心』とは、とらわれや必要以上のこだわり、固定観念、先入観をいいます
これはすべての人にあてはまるのではないでしょうか
横の関係と縦の関係をしっかりと見極めたあなたにとっては、釈迦に説法ですよね
これを理解できたなら、もう悩みは解決したも同然だといえるでしょう
ここからの残り2つのstepで、さらに上のステージ(悩みを解決することを超越したところ)へいくための方法をお伝えします
step3.悩みが解決した状態を見極める
悩みを解決したいと切実に願う人が、意外と考えないでいるのが、『悩みが解決したあとの状態』です
とにかく目の前の問題を解決したいという気持ちが強すぎて、その先の『自分がどうなりたいのか』をスルーしがちです
自分はどうなりたいのかをしっかりと見極めましょう
ここでのポイントは
悩みが解決した状態=自分がどうなりたい ではない
ということです
これまでの2stepではっきりさせたのは次の2つです
- 自分は何を悩んでいるのか
- その悩みの原因はなにか
そこで理解したのは、悩みの根本の原因は、自分自身にある ということでした
このstepの目的である悩みが解決した状態を見極めること、というのは
悩みの根本原因である自分自身を変えること
となります
つまり、悩みを解決するというよりも、そもそも悩む事自体をしなくなる、ということです
悩みの根本原因は自分の中にあったと本当に理解したら、その原因を作っている自分の『ある部分』を変えていけばいいのですから!!
『ある部分』とは、もうおわかりですね。
『執着する心』です
それでは、その方法を次のstepで説明します
step4.悩みが解決した状態になるための方法を考え、実行する
step3で、悩みが解決する本当の状態=悩まなくなることということをお伝えしました
では、その『悩まなくなる』ようになるにはどうすれば良いのでしょうか
大きく分けて2つの方法があります
- 人の役に立つような行動を起こす
- 自己中心的な味方ではなく、正しく、公平なものの見方をする
まず、なぜ、この2つが必要かというと
- 悩みの根本的原因である自己中心的なものの見方をなくすこと
- 人は考えているだけではもともと持っている見方を変えることがむずかしいから
これらの理由から、人は見方とそれに伴った行動をおこすというサイクルを繰りかえすことによって、少しずつ変わることができるからです
『人の役に立つような行動をおこす』とは次の3つを言います
- 金銭や物を他人に施すこと
- 人に正しく、ものごとを教えること
- 自分の体を使って、人の心配や苦労を少なくすること
『正しく、公平なものの見方をする』とは次のようなことを言います
- 偏りのないものの見方
- 自分本位ではなく他人の立場に立った見方
- 先入観でものを見ない
これらの行動をおこしていくことによって、悩みを解決するどころか、そのさきにある究極の状態である『悩まなくなる自分』を手に入れることができます
まとめ
悩みを解決する4つのstepをご紹介しました
step1.悩んでいることをはっきりさせる
自分がなにを悩んでいるかをはっきりさせることで、その正体を見極める糸口になること
step2.悩んでいることの原因を探る
今の自分を客観的に観察しつつ、縦の関係として自分の過去と現在と未来はつながっていることを認識する
それらを見極めることによって悩みの根本的原因は自分であり『執着する心』だと理解すること
step3.悩みが解決した状態を見極める
悩みが解決することの本当の状態とは、『悩むこと自体をしなくなる』ということを理解する
step4.悩みが解決した状態になるための方法を考え、実行する
悩むこと自体をしなくなるための方法は
・人の役に立つような行動をおこす
・正しく、公平なものの見方をする
この4stepを丁寧かつ確実に進めていけば、必ず悩みは解決しますし、そもそももう悩むこと自体がなくなります
これは、夢や理想での話ではありません
想像してみてください
正しいものの見方をして、なおかつ、人の役に立つことをする人の姿を。
そこに、悩みなどあるでしょうか
もしあるとするならば、それは、悩みではなく、思いや願いといえるでしょう
悩みをを解決しようと思うのは、そもそも悩みがあるからです。
悩みがあることはその人にとっては苦しく辛いことことかもしれません。
しかし、その「悩む』ことがあるからこそ、『今』の自分を振り返ることができるという見方をすれば、それは悩みではなくなります。
そういう見方が瞬時にできれば、どれほど気持ちが楽になるでしょうか
ぜひとも、ご紹介した4つのstepを実践してみてください
そのさきにある、新たな自分を発見できることまちがいなしです
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